教育目標
東部中学校の教育目標と学校運営
1 学校の教育目標
心豊かで創造性に富み、主体的に活動する生徒を育てる
―育てたい生徒像―
・思いやりの心をもち、正しく判断し行動する生徒(徳)
・自ら課題をもち、自己調整しながら主体的に学ぶ生徒(知)
・自ら心身を鍛え、健康と体力の向上に努める生徒(体)
2 地域の特色と生徒の実態
校区は魚津市の東半分を占め、清流、道下、経田、の3小学校、県立高校3校、私立高校1校がある。また、近くには、あいの風とやま鉄道や地鉄の魚津駅、市役所、大型店等があり、市の中心部に位置する。宅地造成等、地域の生活環境の変化より地域住民の連帯感が薄らいできている。
生徒は素直・純朴であり、部活動や文化的活動・ボランティア活動に熱心に取り組んでいる。また、基本的な生活習慣もおおむね身についている。自分の将来に対する見通しや目標をもたせ、意欲的に学校生活を送ることができるよう支援する必要がある。
全国学力・学習状況調査等の結果から、メディア機器等の使用時間が長く、家庭学習が不足していることが分かった。そこで、自主的・計画的な学習習慣の定着を目指した指導を工夫するとともに、ホームページや学年だより、学年・学級懇談会、PTA教養講座等、様々な機会を利用して保護者への啓発活動に取り組む必要がある。
3 本年度の重点目標
「一人一人が輝く、笑顔あふれる学校」(安全・安心な学校、地域に開かれた学校)
(1) 道徳教育を核とした豊かな心の育成
・自他の生命と人権を尊重していこうとする意識や道徳的実践力の向上を図る。
・道徳科の授業を積み重ね、温かい学級づくりに努める。
(2)基礎的・基本的な知識及び技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成
・追究意欲が高まる学習課題と発問の構成を工夫し、自己調整しながら主体的に学ぶことができる学習を進める。
・授業の終末において振り返りを行い、学習状況に応じた「課題」を工夫する。
(3)健康・安全指導の充実と体力の向上
・生徒自らが積極的に運動に取り組み、その楽しさや喜びを味わうことができる活動を推進する。
・生活習慣やネットルールの振り返りと見直しを行い、家庭と連携しながら個々の生活を改善する。
(4)温かい人間関係を基盤とした学級づくり
・日頃生徒との触れ合う時間を多くし、面談や生活ノート等多様な方法を用いて生徒理解に努める。
・特別活動を充実させ、自分の役割を果たし協力する楽しさを味わうことで達成感や自己有用感を高める。
(5)家庭や地域社会との連携による地域に開かれた学校づくり
・分かりやすい情報発信、双方向の情報交換を一層進め、保護者や地域のニーズに応える学校運営に努める。
・異校種間の情報交換を密にし、小学校と連携した指導を行うとともに、高校との連携・協力を強化する。
4学校運営の方針
(1)学校教育の充実(明るい学校、明るい学級づくり)
・人権尊重を基盤として、生徒一人一人を見つめ、そのよさを育てる活動を推進する。
・校舎内外の美化、作品の掲示等を工夫し、豊かな心を育む環境整備に努める。
・効果的な指導形態や指導方法を工夫し、一人一人のものの見方や考え方を大切にした指導を実践する。
・ねらいの明確化、書く活動の充実等、改善の視点を明確にして授業を実践する。
・道徳教育、特別活動、総合的な学習の時間の諸活動等を通して、心豊かでたくましく生きる力を育てる。
・生命を尊重し、安全な生活や健康管理ができる力、目標をもって体力向上に努める力を育てる。
・報告・連絡・相談の日常化に努め、学年を超え全教職員一体となった共通理解・協働実践を進める。
(2)家庭や地域社会との連携(地域に開かれた学校づくり)
・保護者や地域住民のニーズを的確に把握し、地域の特色や教育力を活用した教育活動を推進する。
・ホームページや学年ブログを活用し、学校の教育活動の様子を保護者や地域に積極的に情報発信する。
・地域行事や公民館活動等、様々な体験活動への参加を促し、たくましく生きる力や社会性を育む。
(3) 現職教育(信頼される教師集団の育成)
・若年層の育成に重点を置き、計画的にOJTの充実を図る。学び合う教職員集団づくりに努める。
・授業研究や実技研修、危機管理や教職員の使命感・倫理観の研修を通して、資質の向上に努める。
・学年・学級運営研修、生徒指導に関する事例研究や実技研修を積極的に行い指導力の向上を図る。
5 生徒指導の重点
基本は動く、そして心の指導
(1)基本的な生活習慣の定着
・明るく元気に挨拶する生徒を育てる。
・時と場に応じた言葉遣い(敬語)ができる生徒を育てる。
・時間を守る生徒を育てる。
・校則を守る生徒を育てる。
・学習規律を確立する。
・一所懸命に掃除に取り組む生徒を育てる。
・持ち物を大切にする生徒を育てる。
・交通ルールを守る生徒を育てる。
(2) 一人一人が輝き一人一人が主役になる生徒活動の推進
・温かい人間関係を基盤とし、集団規律のある学級づくりを推進する。
・「生徒の(of)、生徒による(by)、生徒のための(for) 生徒会活動」を推進する。
・「部活動の特性を生かした取組」を推進する。
(3)一人一人の援助ニーズの把握と適切な指導・援助の工夫
・生徒の状況についての情報収集を充実させる。
・チーム援助をさらに充実させる。
(4)異校種や家庭、地域社会との連携
・異校種や関係機関との連携を行う。
・地域に開かれた学校を目指す。